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吉岡耕二「カダケス」額装品 リトグラフEA
額縁外寸55.5x63.0x2.0㎝
内寸52.0x59.5㎝
絵 32.5x40.5㎝
[m-609]
¥33000
吉岡耕二
1943年(昭和18年)大阪生まれ。
大阪市市立工芸高等学校美術科を卒業後渡仏、
翌年パリ画壇に鮮烈なデビューを果たす。
32歳の時に日本人として最年少で、権威ある”サロン・ドートンヌ”生会員となりパリの様々な展覧会で高い評価を受ける。
1981年に14年間の在仏生活を終え帰国し、阪急・西武百貨店等にて毎年(1985~91)個展を開催している。
大胆な構成と色使いで描く風景は観る者に新鮮な感動を投げかける。
特に最近の色彩感覚は一段の冴えをみせ、現代美術界のトップをゆく国際アーチストとして活躍している。
カダケスは、スペイン・カタルーニャ州ジローナ県のムニシピ(基礎自治体)。
アルト・アンプルダーに属する。
スペイン本土では最東端のクレウス岬半島近郊の湾に位置する。
元々の地名は、カプ・デ・ケルス(Cap de Quers)またはカプ・ダケス(Cap d'Aques)で、岩の岬を意味していた。
伝統的にカダケスは漁村として知られており、16世紀以降は特に有名であった。
19世紀には製塩が盛んになったが。現在工場は残っていない。
専らカダケスの経済はアンチョビ水揚げで成り立っていた。
やがて、周囲から隔絶している土地柄が芸術科や観光客を惹きつけ、20世紀初頭から観光客が
集まり始め、手つかずの漁村の風景が維持されるようになる。
1905年以降は、バルセロナ、フィーゲラス、ジローナなどの近郊都市から、人々が保養に訪れるようになった。
画家のサルバドール・ダリは別荘をカダケスに所有しており、夏季には家族とともに同地を訪れ、詩人のフェデリコ・ガルシア・ロルカも学生時代にそこを訪問している。
戦時中、ダリはニューヨークで暮らしたが、1948年に帰国しカダケスの入り江のひとつポルト・リガト(英語版)に移り住んだ。
他にもパブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、モーリス・ボワトル、マルセル・デュシャンなどが
同地に魅せられている。
1956年には低温の影響でオリーブ栽培が中止されたが、今日、オリーブ林はクレウス岬自然公園内の(自然公園は自治体の重要な部分を占める)運営可能な事業とされており、防火林の役割も果たしている。
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